日本アルコール看護研究会


第21回 日本アルコール看護研究会 宮城大会開催にあたって

      
この度、第21回日本アルコール看護研究会宮城大会を開催することになりました。

 ここ数年は、当研究会が20年間つづいてきた歴史、実績の振り返る作業を行っているように感じます。


 私は13年前に、疾患の理解・How to ・Q&Aを求めていました。

何よりも承認を強く求めていました。

そう言い合える仲間が欲しかった。そのような理由で毎年参加していました。


 特に、ここ数年セルフケアスキル、自分の感情や人間関係の癖を知ること、

感情を読み書きする力が必要だと言われ専門性の高さを実感しております。

認知・行動・感情にフォーカス・アセスメントする能力が必要だと。

認知行動療法と看護技術もtherapyを求められています。


 次は何を求められているのでしょう?

evidence(エビデンス)証拠・根拠・検証結果を求められているのでしょうか?



 そこで今回のテーマは、全国の仲間に
「いま、なにしてる?」と聞いてみたいと思い、

シンポジウムや討論のスタイルではなく畳の上でオープンミーテイングスタイルで自由に語っていただこうと考えました。

一日目の基調講演では、高橋 聡美先生に我が国のアルコールと自殺そして海外の取り組みについて御講演いただきます。

二日目は特別講演として飯室 勉先生には人・仲間・出逢い・回復・成長・多くのキーワードから御講演いただきます。


 「人は変化・成長し回復することが出来る」と信じることが、宮城大会の意味であると考 えます.。



 出逢いが、愛あるアルコール看護の支えとエネルギーになることを祈念いたします。   
    



               大会長 : 森 和浩 (医療法人 東北会 東北会病院 デイケア部 部長)