会長の挨拶
日本アルコール看護研究会は平成3年に第1回を久里浜病院が事務局となり、神奈川県の三浦青少年センターで行われました。
それから年1回全国の地域を廻り平成19年2月には第17回が北海道小樽市に180名弱のアルコール看護の仲間が集まり催されました。
そして平成20年2月には第18回全国大会を東京で行うこととなり300名強の参加を見込んでいます。
日本アルコール看護研究会は、アルコール依存症者(アディクション)に関わる多くの看護者が、特殊性を求められ、対応に苦慮し、孤軍奮闘していたことから、自助グループ的な側面とアディクションの学びを求めて集った会です。
アルコール依存症者の看護は本人の問題とともに、家族の共依存、子供の摂食障害、ひきこもり、不登校、非行などのほかに本人のギャンブル、借金問題などアディクション全般の問題となることが多くあります。
そのため幅広い知識や経験がアルコール依存症者の看護には求められています。
しかし現実には、病院の多くで勤務移動があり、長期間のアルコール依存症者との関わりは困難と言わざるを得ません。
それでも各地で研究会や勉強会が行われ、その成果は着実に積み重なっていると思います。
今回、ホームページを創ることで我々の活動を知って頂き、アルコール依存症者、しいてはアディクション全般の関わりが向上することを願うものであります。
慈友クリニック 世良 守行
平成19年07月 |
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